世界の金融の歴史辞典主に現代史(1945年以降)に絞った、各国の金融・経済の歴史年表サイト
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シンガポールの金融の歴史

シンガポールは近年、めざましい発展を遂げています。アジア地域のハブ空港やハブ港湾として、バイオ医薬などの開発拠点としても有名ですが、同時に世界屈指の金融立国でもあります。そして、各種税制を優遇することで、世界中から資金を流入させていることから、タックスヘイブンとして有害視されてもいます。

年月 分類 事柄
1930年 金融 シンガポール株式仲買人協会が設立
この頃より株式投資が始まったとされている。
1942年2月 日本関連 日本の軍政下に入る
植民地支配を行っていたイギリス軍を日本が破る。シンガポールは「昭南島」と改名される。
1945年8月 政治・外交 終戦により、再びイギリスの占領下に敷かれる
1961年 日本関連 日本との租税条約が締結
1963年 政治・外交 マレーシア連邦がイギリスより独立
1965年8月 政治・外交 シンガポールが国家として独立
マレーシア連邦から離脱する。
1973年 金融 シンガポール証券取引所(SES)が設立
マレーシア・クアラルンプール証券取引所と分離。
1975年 金融 政府系投資ファンド=テマセクが設立
1978年6月 金融 シンガポールドルの為替管理を撤廃
しかし現在でも非国際化通貨とすることで、事実上の為替管理を続けている。
1981年 金融 政府系投資ファンド=GICが設立
正式名称:シンガポール政府投資公社。テマセクと並ぶ2大ファンド。
1983年 金融 シンガポール国際金融取引所(SIMEX)設立
アジア初の金融先物取引所。
1990年 金融 マレーシア企業の上場を禁止
マレーシアでも逆の処置。両国の対立が激化。
1996年3月 金融 シンガポール株が対象のETFが米国で初上場
iシェアーズ(バークレイズ)が設定。
1998年8月 金融 平均株価=ST指数の算出開始日
シンガポール最大の新聞社ストレーツ・タイムズ社が作った指数。
1999年 金融 SESとSIMEXが統合、シンガポール取引所(SGX)が設立
その後アジア最大級の金融取引所として地位を拡大していく。
2006年10月 日本関連 アイザワ証券がシンガポール株式の取扱を開始
2007年10月 金融 ST指数が史上最高値を記録
2010年2月 その他 セントーサ島にカジノがオープン
2012年はシンガポール全体で約5000億円以上のカジノ収入と見込まれる。
2012年2月 日本関連 楽天証券がシンガポール株式の取扱を開始
2012年12月 日本関連 REITのGLP投資法人が東証に上場
運用母体はGIC(シンガポール政府投資公社)。
2013年1月 日本関連 SBI証券がシンガポール株式の取扱を開始

シンガポールの金融で、もう一つ特徴的なのが、政府系ファンド「テマセク」の存在です。シンガポール航空やシンガポールテレコム、ケッペルなどの国内主要企業の大株主となり、これらの企業を国策としてグローバル展開しています。また国外企業への投資も積極的で、資産のおよそ7割を海外へ投資しているようです。シンガポールは人口が少なく、資源がほぼゼロなので、政府が計画的に海外に投資を行い、そのハンデを補っている形です。

国の規模は異なりますが、逆境に置かれている共通項がある日本も、シンガポールの政府系ファンドとその計画的な国家運営は、見習うべきではないでしょうか?

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